ピープルズ・プラン21世紀(PP21) アーカイブとは
ピープルズ・プラン21世紀アーカイブプロジェクトへのご協力のお願い
ピープルズ・プラン21世紀が1989年に始まってから早いもので、22年目になります。
運動としてはピープルズ・プラン21世紀の後、生まれた世界社会フォーラムなどに引き継がれ、運動としてのピープルズ・プラン21世紀は終了しましたが、交わされた討論の数々は今振り返っても新鮮でその価値は失われていません。
しかし、残念なことに、インターネットの普及よりも前に始まったこともあって、多くの情報がインターネット上で得られるようになっていません。このままでは多くの情報は散逸してしまい、どんな活動が行われたのか、どんな出会いがあり、どんな展望が生まれたのか、なぜこのように多くの地域の人たちを引きつけたのか、そうした記録が永遠に失われてしまう可能性があります。
そこでその記録を広くインターネットでアクセスできる形で残すピープルズ・プラン21世紀アーカイブプロジェクトをよびかけます。
電子化の対象と考えているのは、ピープルズ・プラン21世紀に関連する情報のうち、公開して可能な文献、チラシ、ポスター、会議や活動の写真、ビデオなどです。
ご協力いただけたデータは電子化作業が済み次第、下記のサイトで公開していきます。 http://pp21.rederio.org/
なお、提供されたすべての情報は共有財産として公開し、上記サイトのミラーも自由とします。
ピープルズ・プラン21世紀の財産の共有化にぜひご協力をお願いいたします。
現在、基本的な資料のリストを作る準備をしております。具体的な資料の電子化作業については今後、準備ができ次第、ご連絡したいと思います。
このプロジェクトにご関心のある方には進展状況をお知らせするメールをお送りしますので、下記のURL で登録をお願いいたします(メールの頻度はひじょうに低い予定です。いつでも止められます)。 http://www.rederio.jp/mailman/listinfo/pp21archive-announce
プロジェクトチームへの連絡はメッセージフォームからお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
共同よびかけ人
内田聖子 / 北沢洋子 / 菅野芳秀 / 計良光範 / 越田清和 / 海棠ひろ / 谷洋一 / 千村和司 / 花崎皋平 / 村井吉敬 / 武藤一羊 / 山口響 / 印鑰智哉
作業チーム:海棠ひろ / 山口響 / 印鑰智哉
連絡先:
ピープルズ・プラン研究所
〒112-0014東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
Tel:03-6424-5748 Fax:03-6424-5749
PP21アーカイブ・プロジェクトの再始動にあたって
2013年7月20日
PP21アーカイブ作業チーム
「ピープルズ・プラン21世紀アーカイブプロジェクトへのご協力のお願い」のよびかけが2011年2月に出されて以来、いくつかの資料がアーカイブに寄贈されてきており、この中から比較的重要と思われるものをPDF化し、Webサイトに公開することができました。
当初、作業チームとしてはWebサイトを共有の場として、それぞれがもっている資料を自発的に投稿していただくことでアーカイブを充実させていくという方針で作業を進めてきました。しかし、さまざまな課題に直面し、現在進行形の諸運動に関わっている皆さまに、こうした作業をお願いすることは時間的になかなか難しく、結果的にアーカイブはなかなか形となってきませんでした。
このため、より積極的にアーカイブを形成していくためには、作業チームとしても改めてアーカイブのあり方と作業の進め方を検討し、資料の受け入れ、整理、登録、そして公開にいたる一連の作業の方針と作業手順を明確にしておくことが必要なのではないかという結論に至りました。
当面の資料整理の方針と作業手順を以下のようにまとめてみました。
PP21プロセスの中で蓄積された議論や視点を現在の運動に活かしていくために、このアーカイブのもつ重要性をご理解いただき、引き続き資料の提供をお願いする次第です。
当面の資料整理の方針
- 当面は基本的な資料の収集と整理をすることでアーカイブの基礎づくりを行なう段階と考えて作業を進めます。
- PP21のプロセスは時間的に長期にわたり、地理的にもアジアを中心として世界的な広がりをもち、かつ内容的にも多岐にわたるプロジェクトが同時進行で行なわれたため、このプロセスに関わってきた人たちの中でもその全体像を必ずしも把握できているとはいえない状態です。このため、プロセスの全体像を再構成していくための基礎となるPP21のできるだけ詳細な年表を作成していきます。具体的には、資料内に記述された「出来事」を基本情報として、当面の年表作成を進めていきます。
- こうして蓄積された資料などの情報をどのように活用していくか、またどのようにアーカイブの内容をさらに充実させていくかという次の段階については、改めて皆さまと相談し、新たな方針を考えていきたいと思います。
資料の受け入れ方について
皆さまから資料を受け入れる場合、返却を前提としない「寄贈」と、返却を前提とした「貸与」の2つの形があります。資料をお送り下さる場合には、どちらの形をとるのか明記していただければ幸いです。
「貸与」の場合、資料返却はPDF作成後となりますが、返却までの期間は資料の量や種類(冊子の場合、作業に時間がかかる場合があります)などによっても変わりますので、改めてご連絡させていただきます。
資料整理の作業手順について
資料整理については当面以下の手順で作業を進めます。
- 資料の受け入れ
「貸与」か「寄贈」かを確認します。
- 資料番号の付与
原則として資料表面の右下部にシール(剥離可能)を使用して通し番号を記入していきます。
- 資料カードの作成
資料の書誌情報を資料カードにPCで入力していきます。資料カードについては[参考資料]を参照ください。
- PDF作成
スキャナーを使用してPDFファイルを作成します。原則としてOCRを使用しない透明テキストなしのPDF(テキストのコピーができません)を基本としますが、資料の状態などにより透明テキスト付きのPDFを作成する場合もあります。PDFのファイル名は資料番号.pdfを基本とします。
- Webサイトへの公開
資料リストの最新版と公開可能な内容であればPDFを、順次Webサイトに公開していきます。
- PP21年表の追加と修正
資料中に記載されている「出来事」の情報を拾い出し、PP21年表の内容を追加、修正していきます。PP21年表も最新版を随時Webサイトに公開していきます。
- 貸与資料の返却
お借りした資料を、作成したPDFとともに返却させていただきます。
作業チームの拡大
上記の作業を進めていく中で、PP21プロセスに関心をもってもらい、作業を一緒に担ってくださる方を増やしていくよう考えていきます。
資料の送付先
当面はピープルズ・プラン研究所のご好意により、資料の受け取りと一時保管をサポートしていただけることになりました。お送りいただいた資料の管理につきましては、作業チームが全責任を負います。資料をお送りくださる場合には下記宛に「PP21アーカイブ資料」と明記の上お願いいたします。同時にお問い合わせフォームから資料をお送りいただいたことをお知らせいただければ幸いです。
〒112-0014
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
ピープルズ・プラン研究所気付
PP21アーカイブ作業チーム
電話: 03-6424-5748 FAX: 03-6424-5749
http://www.pp21archives.org/
以上
※2013年8月27日に「国際連帯運動を記録するプロジェクト」が発足するのにともない、ピープルズ・プラン21世紀アーカイブ・プロジェクトは、「記録するプロジェクト」のサブ・プロジェクトとして作業を継続していきます。